正しく知ろう!身体のしくみ
男女とも、年齢が高くなれば妊娠する・させる力が低下することがわかっています。女性は30歳を過ぎると自然に妊娠する力は下がりはじめ、35歳を過ぎると妊娠しづらくなります。
男性は、女性に比べるとゆっくりですが、35 歳ごろから徐々に精子の質の低下が起こります。
リスクも知ることが大切
35歳を過ぎると、若い年齢での妊娠、出産の場合と比べ、年齢が高くなるほどおなかの中の赤ちゃんの染色体異常や流産する確率が高くなります。 また、妊娠後期の高血圧・たんばく尿や早産なども年齢とともに発生率が高くなります。
妊娠高血圧症候群
妊娠のときに高血圧を発症した場合、妊娠高血圧症候群といいます。重症になると、お母さんにはけいれん発作や脳出血などを引き起こすことがあります。
また、赤ちゃんの発育が悪くなったりしてしまうことがあります。
卵子のもとになるものは、生まれたときから体の中にあります。卵子は、出生後は新しく作られることはありません。胎児のとき最大500万~700万個あった卵子は、生まれたときに200万個、思春期で20~30万個になり、質・量ともに減少し続けます。
そのため、年齢とともに、妊娠しにくくなったり妊娠の異常が起きやすくなります。